2010年2月1日

小豆島で生まれて。(十一)

コノ一言で教室内、ドカッと受けた!!凄かった。
「俺はエエ所へ来たなあ。さすが大阪や!」
貧乏人がギャグになる。教師も笑てる。最高やで大阪は!!
生まれてこの方、こんなホットした事は無かったネ。
小豆島じゃ、暗く恥ずかしい思いが、大阪という都会では、
笑いの種になる。コノ差は大きいものでしたなあ。
近頃普通の家庭が、学校への会費というのか、
つまりPTA会費だとか、修学旅行の積み立て等諸々の全てを
納入しない、外車を乗り廻しているような家が払わない。
というのが問題になっているけど、こういう親は一体どんな環境で育って来たのかネー。

「大坂城残石記念公園」


人間じゃネーな。閑話休題、さて三年に進級して、
進学か就職かで皆が騒がしくなっている時、私は己の状況を鑑みた時、
イヤ〜鑑みるなんてエラそうに云う事はないのでありますが、
私なんぞはもう、ハッキリしておりまして、就職です。
なんたって頭悪いし、家は貧しいし、本当の心内は、
いい大学出てサラリーマンになって、出世して・・・
なんていう、かすか〜な思いも子供時分にあったのだけど、
こんな思いなんて夢のまた夢!

石倉三郎