2016年2月1日
「チョット待てコノヤロー!!!何だその態度は!!セコな金投げやがって!!ヤイコラ-―!!」とか何ンとか後は忘れやしたが、ま大体こんな感じでワンワン唸った。そこに一人飛び出てきて同じように唸っている。さすがに誰も止めない。当たり前だが。すると何だァー!?Wのヤロー青くなって震えている。オイオイいつものアノ態度はドコへ行った?俺たちをゴミのように扱い顎で差し図してたアノ態度は!え〜!こんなセコイ奴に俺たちはヘイコラしてたのか!?そう思ったら余計に腹が立ってきて蹴飛ばしてやった。そこに騒ぎを聞いた大先輩のYさんKさんが飛んで来て、俺達二人を止めた。何がどうあれ、このお二方に入られたらイヤもオーも無い。すると運が良かったのかどうなのか、たまたまこの日東京からプロデューサーが来てた。それも超大物!俺達の部屋でプロデューサー三人、大先輩のYさんKさん、対面に俺達六人、廊下にWが正座して項垂れている。そこにプロデューサーの一言、「W、お前の噂は薄々聞いてはいたが、これ程とはな。こいつ等の気持ちは良く分る。しょうもない男やなお前。ま、今晩はコレでお開き。又、明日も早いから一杯飲んで寝ろ。」と云って出て行った。一人残ったWのヤロー、ノミのように小さくなって、「スミマセンデシタ」ペコペコしながら出て行った。で、Yさんに頂戴した金で飲み直しとなり、さすがにこの日は思い出に残る幸福な日となりましたヨ。
職人修行中〜 |