2010年10月1日

小豆島で生まれて。(十九)

前回で、未青年のクセに酒、煙草って書きましたが、
酒なんか、勿論テメーの金なんかで飲める訳もなく、毎度先輩の金魚のフン。
極々たまに、「先輩、今日は俺が」なんて云っても
「阿保か!ジャリのクセに、ジャリは黙ってついてこい!」
ってなことで、有難い人生だったなぁ。酒は本当にすばらしいモンですヨ。

「花菱にて2」


酒がこの世の中に無けれゃあ、親父もお袋も私も困ってたなぁ。
閑話休題!そんな頃に同僚から、歌声サークルに行ってみいへんかと誘われた。
当時の中小企業は、組合活動が盛んで、
その筋で、歌声サークル(主に労働歌ばかり!)というのが、あっちこっちに有り、
まぁ歌はともかく、女の子が目当てなモノだから、
「行く行く」、なんて事で、尼崎の会社からエッチラオッチラと大阪は淡路にある水曜会なるグループに。
まぁ丁度帰り道だし、まぁしかし、こんなサークルに入るなんて、今迄の自分の人生の中に、絶対無い事でしたネ。
それが有難い事に、今だに友達付合いが出来て、年一回は皆、会っているようで、
小生にも案内はくるのだけど、いかんせんこういう仕事なモノで、仲々都合が付かない。

石倉三郎